健康に暮らすボストン発 ウェルエイジング実践術

「低炭水化物ダイエットは寿命を縮める」は本当か

大西睦子 / 内科医

 穀物などから摂取するカロリーをたんぱく質や脂肪に置き換えることで体重コントロールを図る「低炭水化物ダイエット」。これまでの報告では、短期間でみると減量効果が示された一方で、長期的な健康や死亡率への影響については相反する結果が報告されています。そんな中、ハーバード大学医学部のスコット・ソロモン教授らの研究チームが、2018年8月16日の医学誌「ランセット・パブリックヘルス」に低炭水化物ダイエットで死亡率が高まる可能性を報告しました。また研究者らは、低炭水化物ダイエットで、炭水化物をどんなたんぱく質や脂肪に置き換えることが死亡率に影響するかを評価しました。今回はこの報告を参考にしながら、どのように炭水化物、たんぱく質や脂肪を食べるべきか考えてみましょう。

参考URL:https://www.thelancet.com/journals/lanpub/ar…

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大西睦子

大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。

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