現代フランス健康事情

24時間往診も 連帯精神が支えるフランス医療

竹内真里・パリ在住ライター
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651年に創設されたオテルデュー病院。中庭から正面入口側を見たところ。すぐ近くにノートルダム大聖堂がある=筆者撮影
651年に創設されたオテルデュー病院。中庭から正面入口側を見たところ。すぐ近くにノートルダム大聖堂がある=筆者撮影

パリで病気になったら(その2)

 前回(「『有料救急車&完全予約制』パリの医療事情」)に続いて、フランスの医療事情を紹介する。日本は救急車と消防は同じ電話番号「119」だが、フランスの消防は18番。消防士はPompier(ポンピエ)と呼ばれ、火災消火だけでなく、人や動物の救命活動もしている。私は移民対象の義務講習で、事故の場合は18番にかけるよう教わった。

 路上でよく見かける車両事故現場では、ポンピエが駆けつけ対応している。通報内容によって、生命の危険が…

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竹内真里

パリ在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はパリ市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。