市販薬も含めた患者の服薬管理を薬剤師が行っている長野県内の薬局=2016年撮影
市販薬も含めた患者の服薬管理を薬剤師が行っている長野県内の薬局=2016年撮影

健康に暮らすあなたのおくすり手帳

「いつもの処方薬」きょうは値段が高い理由

高垣育 / 薬剤師ライター

お薬代の基本と薬剤師の仕事(前編)

 「お会計間違ってない? いつも薬をもらう薬局より高いんだけど」。薬局で働いていると時々患者さんから聞かれます。逆に「あら、今日はお薬代安いのね」と言われることも。なぜ同じ薬なのに薬局によって会計が違うのでしょうか。その理由は「薬そのものの価格」と、「薬局に処方箋を持ち込むたびにかかる料金」にありました。現役薬剤師として患者と対話しながら、フリーライターとしても活動するパラレルキャリアの高垣育さんが、私たちに身近なお薬の話題をつづる新連載「あなたのおくすり手帳」の始まりです。第1回は「薬の値段と薬剤師のおしごと」について。前後編に分けてお届けします。

 「薬そのものの価格」によって薬局での支払額が変わるケースは以下の二つが考えられます。

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高垣育

高垣育

薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。

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