脳と心の再生カンファレンス

秋冬の脱水症の原因は「登山、暖房、感染症」

工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長
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 今年の夏は猛暑だったこともあり、再三再四、熱中症の危険性が叫ばれました。脱水を防ぐには「水分だけでなく、塩分の補給も」という呼びかけは、多くの人が耳にタコができるほど聞いたことでしょう。

 10月に入って涼しくなり、「熱中症の危険性は遠のいた」と安心している人も多いと思います。しかし、夏のように暑くない秋や冬でも、人はしばしば脱水症状になります。だからといって、秋冬の脱水を防ぐために、夏に熱中症対策として繰り返されてきたアドバイスに頼っていると、大きな落とし穴にはまりかねません。秋冬の脱水症状の特徴を踏まえ、秋冬の脱水対策をお伝えします。

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工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。