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「冷え症、片頭痛、食欲不振」を改善した六君子湯

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 手足や腰などが冷える病気、冷え症。冷えは万病のもとと言われます。今回は冷えに加えて頭痛や食欲不振など、あらゆる不調を抱えた若い女性の症状が、ある漢方薬の併用で改善したケースを紹介します。漢方薬の服用だけでなく、冷えの予防を意識した生活習慣も大切です。

食欲不振で体重が減少

 商事会社に勤めるAさん(26)は、身長162cm、体重47kg。とても快活で美人な方です。冷え症気味で、時々起こる片頭痛にも悩まされていました。テニスが得意で、学生時代はよく運動していましたが、大学を卒業して就職してからは日々忙しく、運動不足気味でした。

 就職して4年目ごろから次第に冷え症が悪化し、片頭痛が起こる回数も増えてきました。さらに食欲もだんだ…

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。