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傷口を「化膿」させないためには

 皮膚にできた傷がなかなか治らなかった、という経験はありませんか。傷口が化膿すると、治りは遅くなります。正しい傷の治療法を覚えて、化膿を防ぎましょう。

 傷とは、外界からの力により皮膚が削れたり切れたりし、組織が壊れた状態になることをいいます。出血するのは、傷により血管が切れたため。皮膚や血管が傷つくと、もともと体が持っている治癒力が働き、修復が始まります。

 しかし、傷口にブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が感染した場合、膿が出てくることがあります。これを「化膿」といいます。化膿すると、黄色っぽい粘りや臭いのある膿が出てきます。これは、細菌を排除しようとした白血球の残滓や、死んだ細菌類を含んでいるためです。

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