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植物アルカロイドが多くのがん治療に使われている

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植物に含まれるアルカロイド(天然の有機化合物)は抗がん剤として利用されている。写真はトリカブト
植物に含まれるアルカロイド(天然の有機化合物)は抗がん剤として利用されている。写真はトリカブト

 植物アルカロイドとして、古くから知られるのはケシから抽出されるモルヒネ、キナから抽出されるキニーネなどがあります。いずれも薬として使われていました。近年は、抗がん剤としての効果を持つ植物アルカロイドが発見・抽出され、多くのがん治療に役立てられています。

 アルカロイドとは、天然由来の有機化合物の総称です。植物だけでなく、微生物や菌類、両生類など、さまざまな生物によって生産され、他の生物にとっては毒にもなり、薬にもなります。

 例えば、ケシの実で生産されるアルカロイドには、モルヒネ(鎮痛薬)、コデイン(咳止め薬)など、よく知…

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