認知症の種類で代表的なものは、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症でしょう。実はそのほかにも、さまざまなタイプがあるのです。「嗜銀顆粒性(しぎんかりゅうせい)認知症」もそのひとつ。いったいどのような特徴があるのでしょうか。
嗜銀顆粒性認知症は、嗜銀顆粒と呼ばれるたんぱく質の粒が、脳内に蓄積することによって発症します。嗜銀顆粒が多く蓄積するのは、側頭葉内側の前方にある「迂回回」という場所です。
「認知症疾患診療ガイドライン」によると、嗜銀顆粒の蓄積自体は高齢者の5~9%にみられ、珍しいものではないといいます。
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