医療プレミア特集

「母乳を搾りきらないと乳がんになる」は本当か

中村好見・毎日新聞 医療プレミア編集部
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 国内の女性の11人に1人がなるといわれる乳がん。最近では漫画家のさくらももこさんの訃報で関心が高まり、乳がんに関するさまざまな情報がインターネット上にあふれた。その中で気になったのが、「母乳外来などで母乳マッサージを受けず、断乳、卒乳後に古い母乳が残ったままだと『乳がんになる』『乳がんの発見が遅れる』『石灰化して乳がん検診で毎回要精密検査となってしまう』」という言説。これらは“デマ”なのか、そうとも言い切れないのか。がん研有明病院乳腺センター医師の宮城由美さん(乳腺専門医)に聞いた。

 --「古い母乳が残ったままだと『乳がんになる』『乳がんの発見が遅れる』『乳がん検診で要精密検査とな…

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中村好見

毎日新聞 医療プレミア編集部

なかむら・よしみ 1984年生まれ。2008年に毎日新聞社へ入社、高松支局、和歌山支局を経て15年から医療プレミア編集部。幼少時に家族がくも膜下出血で倒れた経験から、医療とそれを取り巻く社会問題に興味を持つ。関心のあるテーマは公衆衛生、根拠と語りに基づく医療など。twitter:@yoshimi_nakamu