無難に生きる方法論

季節の変わり目の「めまい、耳鳴り」は気象病かも

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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 秋が深まり、冬の寒さに切り替わる11月は寒暖の差が大きく、体調を崩す人が多い。寒暖の差が大きいと自律神経が乱れ、めまいや耳鳴り、頭痛、肩こりがひどくなるので、最近では「気象病」とも呼ばれ、話題になっている。私は単に自律神経失調症の一種と考えている。

 男性更年期障害も同じような原因で起きるので、春と秋に患者さんが増える。多くはうつ状態に不安障害を合併したメンタル疾患で、当然、自律神経の不調によるめまいや耳鳴り、頭痛、肩こり、腰痛、動悸、胃腸障害に発汗異常や極度の冷え性などを合併する。

 自覚症状があっても、患者さんはなぜ自分の体がそうなったのか分からない。そこで、めまいや耳鳴りが続く…

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。