医療プレミア特集

更年期症状と見分けにくい「関節リウマチ」特徴は

鈴木敬子・毎日新聞 医療プレミア編集部
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更年期世代は関節の痛みを「更年期のせい」と放置しない方がいい
更年期世代は関節の痛みを「更年期のせい」と放置しない方がいい

 免疫異常で手足の指や手首、膝などの関節に炎症が起こり、腫れや痛みが生じる関節リウマチ。進行すると関節が破壊され、変形してしまう。患者は国内に70万~100万人いるとされ、女性患者が男性患者の4倍もいる。30~50代の女性に多いが、40~50代の閉経に伴って表れる更年期症状と似ていることから、治療せず放置する人もいる。関節リウマチと更年期症状をどう見分ければよいか。「更年期のせい」と思っていた症状が関節リウマチだったらどうすればいいか。更年期症状との鑑別、関節リウマチの治療と課題について、慶応大学医学部リウマチ・膠原病(こうげんびょう)内科の金子祐子医師に聞いた。

 更年期症状といえば「ホットフラッシュ」と呼ばれる突然の発汗、ほてり、のぼせの症状が知られているが、更年期症状をもつ人の4割が関節の痛みを訴えているという。

 金子医師は「リウマチを心配して受診した患者さんが更年期症状だったこともあるし、患者さんが更年期症状と思っていたけれど、実はリウマチだったこともあります」と話す。更年期症状の一つと思って関節の痛みを放置し、1年たっても治まらないのでリウマチ専門医を受診したら、実は関節リウマチだった――というケースは珍しくないというのだ。

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鈴木敬子

毎日新聞 医療プレミア編集部

すずき・けいこ 1984年茨城県生まれ。法政大卒。2007年毎日新聞社入社。岐阜支局、水戸支局、横浜・川崎支局を経て、15年5月からデジタルメディア局。