医療・健康Tips

便失禁は治療で改善できる

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 人に言いづらく、オープンに語られることが少なかった便失禁。2017年に、大腸肛門病学会が「便失禁診察ガイドライン」を作成したことで関心が高まり「便失禁は治療できる病気」という認識が広がってきています。気になったとき、一人で悩まないためにも、正しい知識をもちましょう。

繰り返す便失禁は、治療で改善が可能

 重いものを持ったときや、くしゃみをしたときなど、ふとした拍子に便が少量もれてしまったり、なぜかトイレまで我慢できず下着を汚してしまったり……。排便のコントロールがうまくいかずに起こる、こうした病状が「便失禁」です。

 下痢をしているときに起こりやすく、心配のない一過性のものもあります。一方、繰り返す便失禁は治療により改善できる病気であり、また、高齢者の悩みだと思われがちですが、30代の女性も珍しくなく、世代にかかわらず発症する可能性があります。日本では潜在的な患者数が500万人以上いると考えられています。

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