実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

「あなたと家族と人類」を耐性菌から守る方法

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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腰につけた布「フラッグ」を取り合って追いかけ合う子供たち。抗菌薬開発は細菌の耐性化とのイタチごっこだ
腰につけた布「フラッグ」を取り合って追いかけ合う子供たち。抗菌薬開発は細菌の耐性化とのイタチごっこだ

 あけましておめでとうございます。「実践!感染症講義」の167回目です。2015年7月の連載開始から3年半がたちました。それでも感染症は実にさまざまで、取り上げていない重要な病原体もたくさんあります。それらもこれから紹介しますが、同時にとても大切な問題は、角度を変えて繰り返し取り上げたいと考えています。そうした大切なことの一つで過去に何度か強調し、今年も強く訴えたいのが、抗菌薬が効かない「薬剤耐性菌」の問題です。解決には、読んでいるあなたの力が欠かせません。医療従事者だけでなく、一般の方の行動が大切なのです。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト