ボストン発 ウェルエイジング実践術

同年齢でも「からだ年齢に30歳差」がつく衝撃

大西睦子・内科医
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40歳を機会に行われた「2回目の成人式」の参加者たち。=高知市で2015年1月
40歳を機会に行われた「2回目の成人式」の参加者たち。=高知市で2015年1月

 2019年になりました。当たり前ですが、今年もみんな一つ年を重ねます。ただし、暦の上の年齢増加は平等でも、体が老いるペースは人それぞれ。40歳で老けてみえる人もいますし、65歳でも若々しい人もいます。実は多くの人を調べると、1年たつうちに肉体的には三つほど老いる人から、ほとんど老化せずむしろ若返ったようにみえる人までいることが、最近の研究で分かってきました。この違いの原因は何でしょう? 今回は「老化の個人差を調べた研究」と、「素質が同じでも、生活ぶりで肉体的な衰えに差が出ることを示した研究」をご紹介します。

 まずご紹介するのは「ダニーディン研究」です。この研究では、ニュージーランドの南部の都市「ダニーディ…

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。