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「就寝中異常に口が乾く」口臭や虫歯のリスクも

【Q】就寝中に目が覚めるほど口が乾きます。手足のしびれ、前立腺肥大などもあり複数の診療科を受診し、乾きについても相談していますが、改善しません。(京都府、男性、84歳)

【A】口の中が乾燥するのは唾液が減少するからです。唾液の主成分は水なので、脱水症状が乾燥の原因になります。ドライマウスの人は国内に数百万人いると言われ、優れたケア用品も開発されています。医師、歯科医を定期的に受診し、自分にあった方法を見つけてください。

 口の中が乾燥するのは唾液が減少するからです。1日当たり約1・5リットルも分泌されていて、半減すると「乾く」と気になり始めるようです。唾液の主成分は水なので、脱水症状が口腔(こうくう)乾燥の原因になります。暑い日はもちろん、多尿になりがちな糖尿病や腎疾患でも脱水症状が起きます。口の乾きが長く気になる場合、尿や血液の検査を受けてください。

 高齢者が症状を訴えるケースも目立ちます。前立腺肥大や高血圧など複数の病気を抱えがちで、これらの病気の治療に使う薬の中には口腔乾燥の副作用があります。服用の中止は難しいので、薬の種類を変えて経過観察します。

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