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義母の干渉で「不眠」更年期女性を救った漢方薬

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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不眠で元気のなかった更年期女性が笑顔を取り戻したのは……
不眠で元気のなかった更年期女性が笑顔を取り戻したのは……

 前回、更年期症候群によるのぼせと冷えに加え、仕事と親の介護でストレスの多い更年期女性が、漢方薬「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」の服用で症状を改善させたケースをお伝えしました。今回は同じくストレスを抱え、貧血と不眠に悩む別の更年期女性に効いた漢方薬を紹介します。一口に更年期症候群といっても症状はさまざまあり、その症状や体質によって効果的な漢方薬は微妙に異なるのです。

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。