
つらい腰痛や脚のしびれに悩まされる腰椎椎間板ヘルニア。推定患者数は100万人とも。これまで重症例には手術しか治療法がありませんでしたが、2018年8月に新しい注射薬が発売され話題となっています。どのような薬なのでしょうか。
20~40代の働き盛りの人に多くみられる「腰椎椎間板ヘルニア(以下、椎間板ヘルニア)」は、腰痛の原因となる代表的な疾患です。腰の痛みのほか、お尻から脚の痛み、しびれ、脱力感などもあらわれ、生活に支障をきたすことが少なくありません。
椎間板は、「線維輪」とその内側にある「髄核」でできており、背骨をつなぐクッションの役割をしています。けがや老化などによって線維輪に亀裂が入り、そこから髄核がはみ出し、線維輪や周辺の神経を圧迫することで、痛みなどの症状があらわれます。
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