2013年に史上最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。帰国し、自身が校長を務める高校の生徒に出迎えられ笑顔を見せる=東京・羽田空港で2013年5月29日、梅村直承撮影
2013年に史上最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。帰国し、自身が校長を務める高校の生徒に出迎えられ笑顔を見せる=東京・羽田空港で2013年5月29日、梅村直承撮影

健康に暮らす旅と病の歴史地図

86歳三浦雄一郎さんに学ぶ“若返り旅”の秘訣

濱田篤郎 / 東京医科大学教授

三浦雄一郎さんの挑戦

 プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎さん(86)が南米最高峰のアコンカグア山(標高6959m)の登頂に挑み、6000m地点まで登って2日間待機しましたが、医師の判断で下山したというニュースが21日、現地から届きました。彼は2013年に80歳でエベレスト登頂に成功しており、今回も登頂が期待されていましたが、86歳という年齢にはハードルが高すぎたようです。今回の挑戦失敗は大変に残念ですが、私は高齢の方が7000m近い高峰に挑戦するという意気込みに感服するとともに、健康上の理由で登頂を断念したという勇気にもエールを送りたいと思います。

 三浦さんの冒険旅行に影響されてか、最近は私の外来にも高齢の海外旅行予定者が数多く訪れます。予防接種…

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濱田篤郎

濱田篤郎

東京医科大学教授

はまだ・あつお 1981年、東京慈恵会医科大学卒業。84~86年に米国Case Western Reserve大学に留学し、熱帯感染症学と渡航医学を修得する。帰国後、東京慈恵会医科大学・熱帯医学教室講師を経て、2005年9月~10年3月は労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理を務めた。10年7月から東京医科大学教授、東京医科大学病院渡航者医療センター部長に就任。海外勤務者や海外旅行者の診療にあたりながら、国や東京都などの感染症対策事業に携わる。11年8月~16年7月には日本渡航医学会理事長を務めた。著書に「旅と病の三千年史」(文春新書)、「世界一病気に狙われている日本人」(講談社+α新書)、「歴史を変えた旅と病」(講談社+α文庫)、「新疫病流行記」(バジリコ)、「海外健康生活Q&A」(経団連出版)など。

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