百寿者に学ぶ バランス健康術!

おいしいデザート「カロリーと異性化糖に注意」

米井嘉一・同志社大学教授
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 「アンチエイジングのためにどんなデザートを食べればいいでしょうか?」――20年前、女性にこう尋ねられたことがあります。当時の私は今より性格がとがっていて、「アンチエイジングにデザートは不要です!」と、問答無用と言わんばかりの答えを返してしまいました。その時の質問者の悲しげな表情を一生忘れることはないでしょう。

 栄養を取ることだけが食事の目的ではありません。食べることは楽しみです。もしもデザートを禁じられたら、不幸な人が増えるでしょう。抗加齢医学は幸せを追求する学問のはずですから、やはり放っておくわけにはいきません。女性の質問以来、私はどんなデザートが理想的か、もしチャンスがあれば彼女の質問に誠実に答えられるよう、いろいろ勉強しました。人間も社会も、禁欲主義だけではうまくいかないことに気づいたのです。

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米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。