ボストン発 ウェルエイジング実践術

「週1回フライドチキン」が死亡リスクを高める?

大西睦子・内科医
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全国から揚げ物が集まる「あげあげサミット」。日本人も揚げ物は大好きだ=滋賀県湖南市で2016年9月3日
全国から揚げ物が集まる「あげあげサミット」。日本人も揚げ物は大好きだ=滋賀県湖南市で2016年9月3日

 コロッケにフライドチキン、トンカツに天ぷら。油のいいにおいがして、ジューシーで熱々の揚げ物がお好きな方は多いでしょう。でもご用心。米国では、これまでの研究で「ひんぱんに揚げ物を食べると、2型糖尿病や心臓病になるリスクが高まる」ことが示されてきました。ただし「死亡しやすくなる」かどうかは、はっきりしていませんでした。そんな中で「閉経後の女性が定期的に揚げ物を食べると、死亡するリスクが高まり、中でも特に、心臓病で死亡するリスクが上がる」という研究結果を、米アイオワ大学のウェイ・バオ博士らのチームが、今年1月に「英国医師会雑誌(BMJ)」で報告しました。米国人はファストフードが好きで、「成人に『その日に食べたもの』を聞いたら3人に1人がファストフードを挙げた」という調査結果があるほどです。この報告は、そんな多くの米国人の食生活に警鐘を鳴らします。そして、日本人も揚げ物好きですよね。今回は、この報告を参考に、揚げ物との付き合い方を考えましょう。

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。