ER Dr.の救急よもやま話

国民病の「花粉症」重症ならアレルギーテストを

志賀隆・国際医療福祉大准教授/同大三田病院救急部長
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 寒い冬の終わりも少しずつ見えてきました。やっと安心、と思いたいところですが油断はできません。これからは花粉(特にスギ)の季節ですよね。私も昨年くらいから、花粉症の症状がはっきりと出るようになり苦しんでいます。そして今年は花粉が早く、大量に飛ぶ地域が多いようです。花粉の観測や飛散予測をしている「ウェザーニューズ」社(本社・千葉市美浜区)は、「2月18日までに、関東全域、静岡県、山口県、愛媛県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県の1都14県が本格的な花粉シーズンに突入した」と発表しています。このうち東京都の本格シーズン入りは昨年より14日早く、平年(2009~18年平均)より5日早かったそうです。そこで今回は、日本人の国民病ともいえる花粉症・アレルギー性鼻炎について解説したいと思います 

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志賀隆

国際医療福祉大准教授/同大三田病院救急部長

しが・たかし 1975年、埼玉県生まれ。2001年、千葉大学医学部卒業。学生時代より総合診療・救急を志し、米国メイヨー・クリニックでの救急研修を経てハーバード大学マサチューセッツ総合病院で指導医を務めた救急医療のスペシャリスト。東京ベイ・浦安市川医療センター救急科部長などを経て17年7月から国際医療福祉大学医学部救急医学講座准教授/同大学三田病院救急部長。安全な救急医療体制の構築、国際競争力を産み出す人材育成、ヘルスリテラシーの向上を重視し、日々活動している。「考えるER」(シービーアール、共著)、「実践 シミュレーション教育」(メディカルサイエンスインターナショナル、監修・共著)、「医師人生は初期研修で決まる!って知ってた?」(メディカルサイエンス)など、救急や医学教育関連の著書・論文多数。