現代フランス健康事情

「私のせいじゃない」自分を責めないパリ健康法

竹内真里・パリ在住ライター
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リヨン駅の外観。主にパリと南仏方面を結ぶ鉄道が発着する=筆者撮影
リヨン駅の外観。主にパリと南仏方面を結ぶ鉄道が発着する=筆者撮影

 入学や就職、転勤、引っ越しで新しい環境に身を置く春。期待と不安が入り交じり、環境の変化に慣れるのに時間もかかるだろう。留学、仕事や国際結婚で生活拠点が海外に移る人もいる。文化や慣習、価値観、風土が異なる土地で心身の健康を保つにはどうすればいいか。個人的体験なのですべての人にあてはまるわけではないが、筆者が経験したカルチャーショックの例と、自分を責めず、ややこしい人間関係にわずらわされない「めげないメンタル」を身に着けるためのヒントを紹介する。

 フランス、特にパリに住んでぶちあたる壁は冷たく高い。人は無愛想で、親しい間柄でない限り仏頂面▽非効率な物事の進行と、終わりのない忍耐▽雑でいいかげんな対応▽ストレートな物言い▽治安や清潔度の低さ▽故障や不具合が多いインフラ▽トイレが少ない――などだろうか。

 清潔で表向き礼儀正しい日本とは違うことばかりだが、日本で厳しくしつけられ、あるいは縛られる生活をしていた人は、逆に楽で自由を感じるようだから面白い。

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竹内真里

パリ在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はパリ市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。