超高齢化時代を生きるヒント

「命は誰のものか」を深く問いかける透析中止問題

小野沢滋・みその生活支援クリニック院長
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東京都福生市の公立福生病院=2019年3月8日、本社ヘリから
東京都福生市の公立福生病院=2019年3月8日、本社ヘリから

 人工透析を受けていた44歳の女性患者が、東京都福生市の公立福生病院の医師に透析中止の選択肢を示され、中止を選んだ後、死に至りました。新聞報道をきっかけにこの話題がマスコミをにぎわせています。今回はこれに関連して、治療の差し控えや中止について私の考えをお伝えします。

 朝の情報番組でも透析中止が話題になり、コメンテーターが状況をよく知らないまま気軽に意見を述べていました。

 番組は、公立福生病院院長のコメント「多くの医師が透析の非導入という選択肢を考えており、それは当たり…

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小野沢滋

みその生活支援クリニック院長

おのざわ・しげる 1963年相模原市生まれ。90年東京慈恵会医科大学医学部卒業。在宅医療をライフワークにしようと、同年から亀田総合病院(千葉県鴨川市)に在籍し、99年同病院の地域医療支援部長に就任。22年間、同病院で在宅医療を中心に緩和医療や高齢者医療に携わってきた。2012年に北里大学病院患者支援センター部副部長を経て、13年に同トータルサポートセンター長に就任。同病院の入院患者に対して、退院から在宅医療へスムーズに移行できるよう支援してきた。16年相模原市内で在宅医療専門の「みその生活支援クリニック」を開設。亀田総合病院在宅医療部顧問。日本在宅医学会認定専門医。プライマリケア連合学会認定医、日本緩和医療学会暫定指導医。日本在宅医学会前理事。日本医療社会福祉協会理事。一般法人社団エンドライフケア協会理事。相模原町田医療介護圏インフラ整備コンソーシアム代表。