百年人生を生きる

第二の人生「会社ではなくボランティア」という選択

星野哲・ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員
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50代からの自分ほぐしワークショップで語り合う参加者たち=東京都文京区で、筆者撮影
50代からの自分ほぐしワークショップで語り合う参加者たち=東京都文京区で、筆者撮影

 高齢化に伴い、企業では定年延長や再雇用が広がる。社会とのつながりは「やはり仕事」というシニアも多いだろう。そんな中、働く場を企業や行政からNPOなど市民セクターに移すなど、定年前後を境により一層「社会」を意識した生き方を選ぶ人も目立ってきた。

定年後の生活についてフリートーク

 東京都文京区本郷にある老舗旅館の一室で、2019年2月17日、50代から60代の男女11人が車座に座っていた。定年後の生活をテーマにしたフリートークに話が尽きない。

 「死ぬまで社会とつながりたい。仕事でも何でも、楽しいことをしたい」「自分の時間を増やしたい。語学を…

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星野哲

ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員

ほしの・さとし 1962年生まれ。元朝日新聞記者。30年ほど前、墓や葬儀の変化に関心を持って以降、終活関連全般、特にライフエンディングについて取材、研究を続けている。2016年に独立。立教大学大学院、東京墨田看護専門学校で教えるほか、各地で講演活動も続ける。「つながり」について考えるウエブサイト「集活ラボ」の企画・運営も手がける。著書に「遺贈寄付 最期のお金の活かし方」(2018年、幻冬舎)「『定年後』はお寺が居場所」(同、集英社新書)「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年、平凡社新書)ほか。