今日のセカンドオピニオン

突然の意識障害、幻覚、けいれん…「橋本脳症」とは

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 他にうつや統合失調症のような症状が出る「慢性精神病型」、歩行が不安定になる「小脳失調型」などがあります。患者自身の免疫機能のトラブルによって脳の血管に障害が起きるためと考えられていますが、その詳しい関係は分かっていません。

 治療は多くの場合、免疫を抑えるステロイド薬の大量注射が有効です。症状が治まれば、再発を防ぐためにステロイドを服用します。2~3割で再発が起きますが、その場合は再度ステロイド注射で治療します。改善後も定期的な通院が必要ですが、回復後、10年以上普通の生活をしている人もいます。

 早めに診断して適切な治療をすれば、症状は改善しますが、診断がつかずにいる患者も多いと考えられています。私たちは2005年に橋本脳症特有の抗体を血液から検出する方法を開発しました。これまでに全国の神経内科医らから集まった約3000人の抗体を解析、診断しています。

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