人生の筋トレ術

男性ホルモンと「働かないおじさん」の深い関係

西川敦子・フリーライター
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 「ねえ、あなたってさ、もしかして更年期障害っていうやつじゃない?」

 日曜日の夕食後、一緒にテレビを見ていた妻がいきなりおかしなことを言いだしたので、サトルさんは飲んでいたお茶を噴き出しそうになった。

 「な、なにを言うんだよ。自分が更年期障害だからって一緒にするな。男がそんなもんになるはずがないだろう」

 「あのね、男性にも更年期障害はあるの。知らないの? 今朝だってテレビでやっていたんだから。年を取ると男性ホルモンが減っちゃうんだって。それで夫婦生活もなくなるんだって。ヤル気や集中力が落ちる人もいるし、夜よく眠れなくなる人もいるんだって。友達の旦那さんなんて、会社でミスばかりして左遷されちゃったんだから」

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西川敦子

フリーライター

にしかわ・あつこ 1967年生まれ。鎌倉市出身。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクションなどを経て、2001年から執筆活動。雑誌、ウエブ媒体などで、働き方や人事・組織の問題、経営学などをテーマに取材を続ける。著書に「ワーキングうつ」「みんなでひとり暮らし 大人のためのシェアハウス案内」(ダイヤモンド社)など。