現代フランス健康事情

酒好きフランス人は昔話? 飲酒量半世紀で半減

竹内真里・パリ在住ライター
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満開の八重桜の下、フランス流花見をする人たち=パリ花公園で筆者撮影
満開の八重桜の下、フランス流花見をする人たち=パリ花公園で筆者撮影

 この春、みなさんはお花見を楽しまれただろうか。日本の花見にはおいしいお弁当とお酒がつきもの、新入社員が先輩にお酒を飲まされる時期でもある。パリにもぽつぽつと桜が植えられていて、ちょうど今は八重桜が満開だが、日本と違って大々的なお花見はない。さらにフランス国内では3月26日から4月14日まで政府が「飲酒リスク警告キャンペーン」を実施していた。フランス人のアルコールとの付き合い方を改めてお伝えする。

 2015年のフランスの総死亡者数は約58万人。統計によれば、このうち飲酒を原因とするか、飲酒に関連する病気で4万1000人が死亡している。男性は3万人、女性は1万1000人、合わせて全死亡者の7%を占める。

 内訳はがん1万6000件、心疾患9900件、消化器疾患6800件、事故・自殺5400件、その他精神疾患やてんかん3000件――とされている。患者の飲酒習慣を踏まえた統計だろう。

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竹内真里

パリ在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はパリ市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。