百年人生を生きる

最期まで安心できる「おひとりさま」の身支度とは

星野哲・ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員
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終活関連産業の展示会「エンディング産業展」には一般客も訪れる。生前契約なども話題になる=東京都江東区で2018年(筆者撮影)
終活関連産業の展示会「エンディング産業展」には一般客も訪れる。生前契約なども話題になる=東京都江東区で2018年(筆者撮影)

 入院時や施設に入るとき、身元保証人を求められる場合がある。あなたには頼める人はいるだろうか。また、自身が亡くなったあとのさまざまな死後事務手続きや遺品整理などを、託すことができる人はいるだろうか――。こうした身元保証や死後に必要な手続きは、以前は家族がすることが当然と考えられていた。しかし、「おひとりさま」高齢者らの増加を背景に、それらを請け負う事業が広がりをみせている。「生前契約」や「エンディングサポート」など事業名はいろいろだ。国は「身元保証等高齢者サポート事業」とくくり、2018年8月、事業者選びの注意点などをまとめた資料を初めて作った。今回は、頼れる家族や親族のいない人にとって心強いサポートになりうる実際の取り組みや、見えてきた課題も紹介したい。

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星野哲

ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員

ほしの・さとし 1962年生まれ。元朝日新聞記者。30年ほど前、墓や葬儀の変化に関心を持って以降、終活関連全般、特にライフエンディングについて取材、研究を続けている。2016年に独立。立教大学大学院、東京墨田看護専門学校で教えるほか、各地で講演活動も続ける。著書に「遺贈寄付 最期のお金の活かし方」(2018年、幻冬舎)「『定年後』はお寺が居場所」(同、集英社新書)「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年、平凡社新書)ほか。