極端に視力が低下する強度近視(病的近視)の患者は、約20人に1人と推計されており、決して珍しい病気ではありません。さまざまな目の異常を伴うことが多く、進行すると失明の原因にも。いったいどんな病気なのでしょうか。
一般的な近視はメガネやコンタクトレンズで矯正すれば、日常生活に大きな支障がないことがほとんどです。しかし、強度近視(病的近視)による視力の低下は矯正しても改善されず、失明の危険も伴います。
眼球は通常、正視の状態で24mm前後の球形ですが、強度近視では後方に引き伸ばされ、眼球の前後の長さが27~30mmに伸びた楕円形になってしまいます。視力検査では、裸眼で0.1も見えません。
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