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70歳以上に急増「加齢黄斑変性」視力回復の可能性は

【Q】昨年、右目が加齢黄斑変性の初期と診断されました。視力回復の可能性や、読書する際の注意点などについて教えてください。(山形県、男性、88歳)

【A】加齢黄斑変性は、年齢とともに黄斑に異常を来す目の病気です。ものがゆがむ、真ん中が暗く見えるといった症状が表れます。型によっては有効な治療があり、視力改善の可能性もあります。専門医に相談しましょう。

 目の網膜の中央には「黄斑」という、ものを見るために必要な細胞が集中している場所があります。この黄斑が傷つくと、視覚にいろんな異常が生じます。

 加齢黄斑変性は、年齢とともに黄斑に異常を来す目の病気です。ものがゆがむ、真ん中が暗く見えるといった症状が表れます。50歳以上の人がなりやすく、70歳以上になると急に増えます。片目に発症することが多く、両目で見ると健康な方の目が視力を補うため、症状が進むまでなかなか自覚できません。

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