ボストン発 ウェルエイジング実践術

「夢遊状態で運転、料理も」睡眠薬の怖い副作用

大西睦子・内科医
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 米国で年間延べ約3000万人が使う3種類の睡眠薬について、米食品医薬品局(FDA)は4月30日、「薬の使用後に夢遊状態で、歩行や車の運転などさまざまな異常な行動をとり、死亡したり重傷を負ったりする危険」を「まれだが深刻」な副作用だと指摘しました。そしてこの副作用を薬の説明文書(医師向け、患者向け両方)に、目立つように黒枠で囲って記載するよう、薬の製造販売会社に要求しました。うち2種類は、日本でも広く使われている薬です。こうした副作用は10年以上も前から問題になり、米下院議員が自動車事故を起こした例もありました。今回はこうした経緯も含め、睡眠薬のリスクについてお話しします。

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。