医療プレミア特集

スマホ見過ぎで増加?「ものが二重に見える子供」

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 スマートフォンやタブレット端末の普及で、「急性内斜視」になる子どもが増えているのではないかと、医師たちが調査に乗り出しました。内斜視は、片方の黒目が内側に寄ったまま戻らなくなる症状です。発症すると子どもにどんな悪影響があるのか、どう防げばいいかを調べました。【毎日新聞統合デジタル取材センター・和田浩幸】

 「ものが二重に見えるようです。スマホの使いすぎだと思うのですが……」。浜松市の浜松医科大付属病院では最近、急性内斜視になった子どもを連れてくる親が目立つようになりました。もともと未成年に多い症状ですが、年間2~3人ほどだった患者数は3年前から10人前後で推移しているそうです。

 主な症状は、両目の視線が一致せず、ものが二重に見えてしまう「複視」で、遠近感をつかんだり、立体感を捉えたりすることが難しくなります。一般的に脳の異常やストレス、強い近視などから突然発症するとされますが、近年はスマホやタブレット端末などのデジタル機器が引き金になっているのではないか、と疑われています。

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