今日のセカンドオピニオン

思春期の子どもに多い「抜毛症」無意識のことも

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 まゆ毛やまつ毛だけに円形脱毛症が起こることはありますが、頭部の重症な円形脱毛症が先行することがほとんどです。今回、頭部に脱毛がないようなので、自分で無意識または衝動的に手の届きやすい場所の毛を抜く「抜毛症(抜毛癖)」が強く疑われます。

 というのは、10歳前後の学童、特に女児に多い疾患です。思春期が始まり精神的に不安定になるほか、学業や人間関係などで気持ちが抑圧状態になる要因も増えるためと考えられています。

 多くの場合、毛を抜く姿は目撃されません。自室など一人になる場所で抜き、まゆ毛やまつ毛は細く短いため、頭髪に比べ気づかれにくいのです。抜毛のきっかけは、かゆみやストレスでつい抜いて覚えた快感と言われます。かゆみや湿疹があればその治療を行いますが、大切なのは抜毛を責めず、悪いことではないと寄り添うことです。

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