実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

犬や猫になめられても感染「ダニが運ぶ怖い病気」

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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 前回の続編となるこの原稿を書こうと思いパソコンを立ち上げた2019年5月16日、偶然にも「ダニに刺されて東京都内の男性が重症」というネットニュースが飛び込んできました。今回と次回で、野原や山に生息するダニに刺されて発症する合計八つの感染症を取り上げます。その八つのなかで、ワクチンもなければ治療薬もない最も厄介な感染症が、この都内の男性が感染した「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)です。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト