現代フランス健康事情

「バカンス代も補助」格差を縮めるフランスの政策

竹内真里・パリ在住ライター
  • 文字
  • 印刷
移動遊園地の回転ブランコ。見ているだけで目が回る=筆者撮影
移動遊園地の回転ブランコ。見ているだけで目が回る=筆者撮影

 キリスト教の昇天祭(復活祭から40日目)は祝日で、今年は5月30日木曜日だった。学校からは「金曜日も授業を休みます。学童もありません」と連絡があった。日曜日まで4連休だ。フランスでは休日に挟まれた平日を休みにして連休にすることが多い。「連休? わーい!」と明るい感覚だ。ほとんど完璧に近い精度でスピーディーに物事が進む日本だと、例えば10連休で普段のペースやリズムが変わることに戸惑いを感じる人もいるだろう。平常運転で毎日を過ごす、真面目で働き者の国民だと思う。

 フランスは逆に平常運転が珍しい。いつも何かトラブルが起きて、「昨日と同じ今日」にならないことが多い…

この記事は有料記事です。

残り2560文字(全文2842文字)

竹内真里

パリ在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はパリ市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。