実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

国外と北海道で気をつけたい「ダニによる感染症」

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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虫よけスプレーを使う2人連れ=東京都渋谷区で2014年
虫よけスプレーを使う2人連れ=東京都渋谷区で2014年

 今回は前回に引き続き、ダニに刺されて発症し、重症化することもある感染症を五つ紹介します。前回紹介した三つの感染症、SFTS、ツツガムシ病、日本紅斑熱に比べると、今回述べる五つは国内では比較的まれです。ですが、海外渡航時に感染する可能性は考えなければなりませんし、北海道在住または北海道に旅行する人は注意が必要な場合があります。

 まず「スピロヘータ」と呼ばれるグループの細菌を、ダニが運んで起こす病気を紹介します。スピロヘータは…

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト