脳と心の再生カンファレンス

「患者の自尊心を傷つけない」認知症の検査法とは

工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長
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 本連載では認知症に関しては何度も取り上げています。これは2025年には65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると予想され、認知症対策は今後より重要度を増すと考えるからです。国も座視しているわけではなく、厚生労働省は、16年に策定した「認知症施策推進総合戦略(通称・新オレンジプラン)」で七つの施策を掲げています。この施策の一つ「認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供」では、より具体的な政策として「認知症の早期診断や支援を行う認知症疾患医療センターの整備」「認知症初期集中支援チームの設置」をうたっています。私自身、地域での認知症対策のカギは「早期発見で適切な治療やケアを提供すること」だと考えています。今回は、そうした早期発見に資するツールをご紹介したいと思います。

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工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。