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海外への渡航前に予防接種の確認を!

 海外旅行や海外赴任などのとき、予防接種を受けるかどうかで迷った経験はありますか。欧米への短い旅行では受けない人がほとんどですが、目的地によっては受けた方がいい、あるいは受けないと入国できないといった予防接種もあります。

 予防接種には、渡航先で自分が感染症にかかったり、かかった感染症を他の人へうつしたりしないために受けるよう推奨されているものと、渡航先の国から受けていることを条件として要求されるものとがあります。後者では予防接種証明書の提示を求められることもあります。

 海外渡航前に受けることが推奨されている主な予防接種は、黄熱、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオ、日本脳炎、麻疹および風疹です。このうち、発症リスクのある国への渡航では必須となる黄熱と、長期滞在(1カ月以上)の場合に多くの国で推奨されるA型肝炎、破傷風の予防接種について解説します。

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