介護崩壊~2040年への序章

1人暮らし高齢者を支える「チーム介護」瓦解の危機

医療プレミア編集部
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 1人暮らしの高齢者が増え、病を抱えながら自宅療養する人が増えている。支えるのはさまざまな専門スタッフによる“チーム”だ。独居でも希望通りの生活を送れるが、それを支える介護基盤は揺らぎ始めている。【毎日新聞医療プレミア/鈴木敬子、中村好見、吉永磨美】

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 桜の花が開き始めた今年3月下旬、JR川崎駅にほど近い巨大団地で1人暮らしをする田島寿一さん(86)の部屋を、訪問診療「いきいきクリニック」(川崎市幸区)の作業療法士、石山亜希子さんが元気よく訪ねてきた。「今日は朝あったかかったね」「うん。でも朝はだるかった」。たわいのない2人の会話が続く。

 田島さんは8年ほど前から、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)を患い、酸素ボンベを携行する在宅…

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