理由を探る認知症ケア

「お風呂を嫌がる」ように見えたNさんの大事な習慣

ペホス・認知症ケア・コミュニケーション講師
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お風呂場に行くとなぜか怒り出すNさん

 アルツハイマー型認知症が少しあるNさん(82歳・女性)は、年齢を重ねて骨がもろくなって圧迫骨折するなど、なかなか困難な生活を送っていました。しかし、ホームヘルパーに手伝ってもらいながら料理を作ったり、お風呂に入ったりして、何とか自宅で1人暮らしを続けていました。

 その後も家の中で転んで股関節を折ったり、肺炎を起こしたりして何度か入退院を繰り返し、自宅での暮らしが難しくなったと判断されて、最後に肺炎で入院した病院から直接、グループホームに移ることになりました。

 ホーム入居にあたって一つ心配がありました。病院の看護師が「入浴介助がとても大変だった」とホーム側に…

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ペホス

認知症ケア・コミュニケーション講師

ペ・ホス(裵鎬洙) 1973年生まれ、兵庫県在住。大学卒業後、訪問入浴サービスを手がける民間会社に入社。その後、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、訪問介護、介護老人保健施設などで相談業務に従事。コミュニケーショントレーニングネットワーク(CTN)にて、コーチングやコミュニケーションの各種トレーニングに参加し、かかわる人の内面の「あり方」が、“人”や“場”に与える影響の大きさを実感。それらの経験を元に現在、「認知症ケア・コミュニケーション講師」「認知症ケア・スーパーバイザー」として、介護に携わるさまざまな立場の人に、知識や技術だけでなく「あり方」の大切さの発見を促す研修やコーチングセッションを提供している。著書に「理由を探る認知症ケア 関わり方が180度変わる本」。介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員。アプロクリエイト代表。