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「脱腸」とも呼ばれる「そ径ヘルニア」とは?

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 足のつけ根(鼠径部)のしこりはよく聞く症状ですが、しこりというより柔らかいふくらみで痛みがない場合、そ径ヘルニアかもしれません。ふくらみの正体は何でしょうか。自然に治るものなのでしょうか。

 足のつけ根(そ径部)のしこりの原因として多いのが、リンパ節の腫れです。免疫器官であるリンパ節は、外傷や何らかの感染症などを原因として腫れることがあります。しかし、足のつけ根のしこりは、そ径ヘルニアの可能性も。いわゆる「脱腸」と呼ばれる病気です。

 そ径ヘルニアでは、重い荷物を持ったり、せきやくしゃみをするなどしてお腹に力を入れたときに、そ径部に柔らかなふくらみが出てきます。小さいものから鶏卵大まで個人差がありますが、その正体は弱くなった筋膜の隙間から出てきた腸や内臓脂肪。違和感はあっても痛みはないことがほとんどで、指で押したり、あおむけになったりすると元に戻ります。

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