ヘルスデーニュース

糞便移植で感染症による死亡例、米FDAが警告

  • 文字
  • 印刷

 健康な人の便に含まれる腸内細菌を患者に移植する「糞便移植」は、さまざまな疾患に対する新たな治療法として広がりつつある。こうした中、米食品医薬品局(FDA)は6月13日、糞便移植を受けた患者で死亡例が発生したことを発表。糞便移植には、重篤な感染症のリスクを伴う可能性があると警告を発出した。

 FDA生物学的製剤評価研究センターのPeter Marks氏は、「FDAは糞便移植を科学的に検証していくことを支持しているが、その一方で、全くリスクを伴わないわけではないことにも留意する必要がある」と強調する。同氏によれば、FDAは今回、糞便移植後に重篤な薬剤耐性菌に感染した症例が報告されたことを受け、患者への情報提供につなげるために、糞便移植に関わる全ての医療従事者に対して注意を呼び掛けたとしている。

 糞便移植は、現時点ではFDAに承認されていない実験的な治療法で、主に抗菌薬に耐性を示すクロストリジ…

この記事は有料記事です。

残り947文字(全文1347文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら