ER Dr.の救急よもやま話

「緊急の発熱」とありふれた風邪に病院ができること

志賀隆・国際医療福祉大准教授/同大三田病院救急部長
  • 文字
  • 印刷
せきや発熱で診察を受ける子ども
せきや発熱で診察を受ける子ども

 今ちょうど仕事が大事なときなのに、なんだかだるい。朝起きると頭ものども痛い。鼻水もでてきた。う~。残念、やはり風邪を引いてしまったか……。でも今日は火曜日。木曜日にはとても大事なプレゼンがある。その前に病院に行くべきなのか? 忙しい日々の生活が予定の通りに行かないストレスは大きいですよね。風邪はもっともよくある病気で、我々にとっての悩みの種です。どうにかして「早く症状がよくなって元気になりたい」とだれしも(私も)思います。今回は風邪の治療として「病院にできること」のお話をします。

この記事は有料記事です。

残り3275文字(全文3518文字)

志賀隆

国際医療福祉大准教授/同大三田病院救急部長

しが・たかし 1975年、埼玉県生まれ。2001年、千葉大学医学部卒業。学生時代より総合診療・救急を志し、米国メイヨー・クリニックでの救急研修を経てハーバード大学マサチューセッツ総合病院で指導医を務めた救急医療のスペシャリスト。東京ベイ・浦安市川医療センター救急科部長などを経て17年7月から国際医療福祉大学医学部救急医学講座准教授/同大学三田病院救急部長。安全な救急医療体制の構築、国際競争力を産み出す人材育成、ヘルスリテラシーの向上を重視し、日々活動している。「考えるER」(シービーアール、共著)、「実践 シミュレーション教育」(メディカルサイエンスインターナショナル、監修・共著)、「医師人生は初期研修で決まる!って知ってた?」(メディカルサイエンス)など、救急や医学教育関連の著書・論文多数。