現代フランス健康事情

日本ではなぜ「4週間バカンス」を取れないのか

竹内真里・パリ在住ライター
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真夏日となった6月2日、中世祭りで踊る人々。パリから南西に60キロの街、ドーダンで=筆者撮影
真夏日となった6月2日、中世祭りで踊る人々。パリから南西に60キロの街、ドーダンで=筆者撮影

 学年末の6月は飛ぶように過ぎていった。夏至の日には、1982年に文化庁が作った音楽祭が開かれた。参加資格も届け出も予約も不要で、無料で楽しめる音楽イベント。プロ・アマ、ジャンルを問わず、老いも若きも公共の場で楽器を演奏し、歌って楽しんだ。これに限らず、いい陽気の週末は各地で何かしらお祭りが開かれる。学校もお祭りや発表会などが続き、熱波も乗り越え、2カ月の夏休みがスタートした。子どもでも大人でも何者であっても、バカンスはフランスで一番大切な自由時間だ。

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竹内真里

パリ在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はパリ市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。