医療・健康Tips

目に見えない喫煙被害「サードハンドスモーク」に注意!

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 タバコの煙による受動喫煙の害は、今や世界的に認識され、対策が進んでいます。しかし、最近になって、部屋の内装や喫煙者の衣服にしみ込んだ煙成分が煙の消失後も有害物質を放出し続けていること、それによって健康被害を受けることが知られるようになりました。

 喫煙者がいた室内や、喫煙者の衣服からタバコの臭いを感じたことはありませんか? これが「サードハンドスモーク」です。煙から直接的に受ける受動喫煙を「セカンドハンドスモーク」と呼ぶことから生まれた言葉で、「残留受動喫煙」「三次喫煙」とも言われます。

 喫煙者がフィルターを通して直接吸い込む煙=主流煙より、タバコの火のついた部分から出る煙=副流煙の方が刺激が強く、健康に害を及ぼすことは科学的に証明されています。

 タバコには200種類もの有害物質が含まれていますが、その中でよく知られているのはニコチン、タール、一酸化炭素で「タバコの三大有害物質」といわれています。ニコチンには血管を収縮させ、血液の流れを悪くする作用があり、動脈硬化を促進させます。また麻薬であるヘロインやコカインにつぐ高い依存性があります。タバコのヤニ成分であるタールには、発がん性物質や発がんを促進する物質が数十種類含まれています。一酸化炭…

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