どうする健康格差社会

「90歳超え日本人女性の7割は認知症」という事実

近藤克則・千葉大学予防医学センター教授
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 7割もの人にみられたら、もはや病気でなく「普通」のことだろう。であれば、長生きした日本人女性にとっては、認知症になるのが「普通」のことだ。日本の90歳以上の女性の認知症有病率は71.8%だから、認知症でない方は3割を切り、むしろ少数派なのだ。

 それでも、できれば認知症にならずに過ごしたいと願う人は多い。だからというべきか、「ぼけ封じ」の御利益がある神社仏閣が全国にある。

 では、祈る以外にはどんな方法があるか。国内外で認知症予防に関する動きが相次いでいる。

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近藤克則

千葉大学予防医学センター教授

1983年千葉大学医学部卒業。東大医学部付属病院リハビリテーション部医員、船橋二和(ふたわ)病院リハビリテーション科科長などを経て日本福祉大学教授を務め、2014年4月から千葉大学予防医学センター教授。2016年4月から国立長寿医療研究センター老年学評価研究部長。「健康格差社会ー何が心と健康を蝕むのか」(医学書院2005)で社会政策学会賞(奨励賞)を受賞。健康格差研究の国内第一人者。