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肺炎後の胸水と体力低下に効果「人参養栄湯」

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 せきやたんが止まらず、病院で調べたら肺に水がたまっていた――。いわゆる胸水です。原因がわからず、精神的にも落ち込んで体重が落ちてしまった男性が、ある漢方薬の服用で体調を取り戻しました。どんな効果があったのでしょうか。

肺炎後に胸水がたまる症状

 Aさんは74歳男性、建築事務所を経営しています。身長172cm、体重58kg、71歳の妻と2人暮らしです。45歳の長男、41歳の次男、39歳の長女がいて、3人とも独立し、家庭を持っています。

 Aさんには高血圧、高脂血症、軽度の慢性閉塞(へいそく)性肺疾患の持病がありますが、近所の内科専門ク…

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。