いきいき女性の健康ノート

新薬に期待集まる「子宮筋腫」最新治療法

福島安紀・医療ライター
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 子宮筋腫は、30歳以上の女性の2~3割以上にみられる良性の腫瘍だ。自覚症状がほとんどない人もいる一方、月経の度に強い痛みと貧血に苦しむ女性も少なくない。治療には、どのような選択肢があるのか。日本医科大学付属病院女性診療科・産科教授の明楽(あきら)重夫さんに最新情報を聞いた。

 49歳の主婦、尚美さん(仮名)は、徐々に大きくなっている子宮筋腫に悩まされている。

 「月経のたびに、痛み止めを飲んでも寝込むほどつらく、出血量も多いから貧血もひどいのです。婦人科の先生には筋腫と一緒に子宮を全部取る手術を勧められていますが、できたら手術は受けたくありません。母の介護をしているから、私が入院したら家族が困ると思いますし……」と語る。

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。