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自転車も「飲んだら乗らない」が鉄則

 「酒気帯び運転」を軽い違反と思っている人がいますが、ごく微量でも体内にアルコールが入れば、運転操作に関わる身体機能に影響が出ることがわかっています。自転車の運転も同様です。飲酒は運転にどのような影響を与えるのでしょうか。

 「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」。誰もが知っているはずのルールですが、飲酒運転による事故はなくなりません。道路交通法の改正により、飲酒運転が厳罰化されたにもかかわらず、2018年の飲酒運転による交通事故は3355件、このうち死亡事故は198件で、飲酒運転の死亡事故率は、飲酒なしの約8.3倍にものぼります(警察庁発表)。

 「飲酒運転」は飲酒量にかかわらず道路交通法によって禁止されていますが、罰則については、「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」に分けて設けられています。「酒気帯び」は、酔っていなくても体内に基準値以上のアルコールが入っている状態のことで、「酒酔い」は千鳥足やろれつが回らなくなった状態をさします。

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