実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

インフル治療薬を予防には気軽に使えないわけ

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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 私が院長を務める太融寺町谷口医院は、一度も受診したことがない患者さんからもメール相談を受け付けています。今回は2019年の2月、インフルエンザが猛威を振るっていたころに届いたメールをご紹介します。抗インフルエンザ薬を、インフルエンザになる前に、予防として使う場合についての相談でした。こういう「予防使用」もあり得るのですが、使用の際には医学的にも費用の面でも、いろいろ考えるべきことがあります。このあたりを説明してみたいと思います。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト